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介護の仕事の実態とは?仕事内容や給料、やりがいなど知られざる魅力を徹底ガイド!
「介護の仕事に興味はあるけど、大変そう」と思っている方は多いのではないでしょうか。
介護の仕事というと、大変・きついなどのイメージが強いですが、実は「高齢者の自立を支える」という、社会的に意義のある魅力的な仕事です。
今回は、そんな介護の仕事についてわかりやすくご紹介します!
働く場所や仕事内容をはじめ、仕事のやりがいや大変さをリアルに紹介。
「経験や資格なしでも働けるの?」「給料は安いの?」など、介護の仕事に就く上で気になる点もお伝えします。
これから介護士を目指す方は、ぜひ参考にしてくださいね。
けあ子
ひよっこ介護士。
「見えない部分をオシャレに」が最近のマイブーム。ユニフォームの下に着るシャツのブランドにこだわっている。
かいごろにゃん
かいご畑に住みついたネコのようないきもの。
介護業界に詳しく、けあ子のよき相談役。自慢のTシャツは無数に所持。
介護の仕事とは?
確かにそれも大切な仕事ですが、それだけではありません。
「自宅で趣味を楽しみたい」「孫と外出したい」など、利用者一人ひとりのライフスタイルや意思を尊重し、その人らしい自立した生活が送れるようサポートすることも、介護の仕事なのです。
介護によって利用者のできることが増えたり、利用者や家族から「ありがとう」「助かった」と感謝されたりと、やりがいや喜びを感じられる仕事です。
無資格・未経験からはじめられ、年齢・性別・経験に関係なくキャリアアップできるため、他業界からの転職や第2の人生として、多くの人から選ばれています。
どんなところで働くの?
まず、働く場所について。
介護サービスは、主に下記の3種類があり、働く場所がそれぞれ異なります。
入所サービス
利用者が暮らすための介護施設で、24時間体制で介護を行います。働く場所 特別養護老人ホーム(特養)・介護老人保健施設(老健)・有料老人ホーム・グループホームなど
通所サービス
利用者が自宅から通う日帰りの介護施設で、介護やレクリエーションなどを行います。働く場所 デイサービス・デイケアなど
訪問サービス
利用者の自宅に訪問し、掃除や洗濯、料理などの家事や介護を行います。働く場所 訪問介護事業所など
入所・通所サービスを提供する施設で働く場合は、夜勤があったり、日勤のみだったりと、職場によって働き方は異なります。
訪問サービスを提供する事業所で働く場合は、基本的に日勤のみとなり、ヘルパーとして利用者の自宅を1日に数件訪問します。
介護の仕事内容を詳しく教えて!
介護の仕事には、生活相談員やケアマネージャー、看護師、介護事務員など様々な職種がありますが、ここでは、介護施設で働く介護士の代表的な仕事をご紹介します。
食事介助
利用者がおいしく食事を楽しめるよう、食事前の声掛けや食事の取り分けなどの介助をします。噛んだり飲み込んだりすることが難しい方には、刻み食やとろみ食などその人に合った形態の食事を提供し、誤嚥がないよう見守ります。
食前・食後は、うがいや歯磨きを促し、口内を清潔に保つことも大切です。
入浴介助
利用者が気持ちよく入浴できるよう、衣服の着脱や洗髪、洗身の介助をします。体調の急変や転倒のリスクなどがあるため、事前の健康チェックや、湯温の管理、手すりやリフトの活用など、安全への気配りが必要です。
食事と同じくらい楽しみにしている利用者が多く、湯船でリラックスする姿を見るとこちらまで嬉しくなります。
排泄介助
決まった時間や排泄のタイミングを見計らってトイレへ誘導し、排泄の介助をします。利用者の状態によっては、ポータブルトイレの使用やオムツの交換なども行います。
排泄介助を受けること自体にストレスを感じる方は多いので、精神的な負担がかからないように気を配り、信頼関係を築く必要があります。
移乗・移動介助
利用者が生活する上で、起き上がる、座る、歩くといった移動動作を安全に行えるよう介助します。つえや歩行器、車いすを使用する場合は、安全に使用できる状態か、器具の点検も行います。
移動時に転倒した時のケガが原因で寝たきりになってしまうこともあるため、事故を未然に防ぐためにも大切な仕事のひとつです。
レクリエーション
折り紙などの工作やカラオケ、体操などのレクリエーションを行います。レクリエーションは、利用者の心身機能の向上だけでなく、仲間や生きがいづくりを目的としています。
利用者と一緒に楽しみ、コミュニケーションをとることで、信頼関係を築くことができます。
上記のほか、利用者の居室の清掃やシーツなどの洗濯、ゴミ出しや買い物なども仕事内容に含まれます。
さらに、日常生活における機能訓練の補助や、利用者の話し相手になったり、利用者の家族に介護についての助言や指導をしたりと、様々な角度から、利用者が安心して楽しく生活できるようサポートします。
介護の仕事の1日の流れ
それでは、実際に働いている様子を知るために、特別養護老人ホーム(特養)で働く介護士の1日の仕事の流れを追ってみましょう。
- タイムスケジュール(日勤の場合)
8:30 | 出勤・朝礼 朝礼及び夜勤の職員からの引継ぎ |
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9:00 | 排泄介助 トイレへの誘導・オムツ交換など |
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10:00 | 入浴介助 利用者の洗髪・洗身の介助など |
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12:00 | 食事介助・休憩 昼食時間の前後に職員休憩 |
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13:30 | レクリエーション他 機能訓練・リハビリの補助なども |
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16:00 | 日報・カルテ記入 食事の量や排泄の状態などを記入 |
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16:30 | 引継ぎ・退勤 夜間の職員に引継ぎして退勤 |
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上記は日勤で働く場合の一例ですが、大体の流れはつかめたでしょうか。
入所サービスの介護施設は24時間体制のため、多くは早番や遅番、夜勤など、3~4交代制のシフト勤務となります。
早番や夜勤のシフトでは、就寝・起床の介助や夜間の見回り、緊急コール対応といった業務もこなします。
シフト制は、就業時間がきっちり決まっている分、残業が少ない傾向にあり、家庭やプライベートと両立させたい方には、働きやすい勤務条件と言えます。
介護の仕事のやりがい・大変さ
ここまでで、介護の仕事内容や1日の流れについて、かなりわかってきたかと思います。ここからは、介護の仕事をする上でのやりがいや大変さについてお伝えします。
- 利用者やその家族に「ありがとう」と感謝される
- 自分の家族の介護にも役立つ知識や技術が身につく
- 頼られることが多く、「必要とされている」と実感できる
- 人生経験豊富な利用者の方々から、ためになる話が聞ける
- 利用者に影響しないよう、体調管理に気を遣う
- 利用者の状態を把握するために観察力と気配りが必要
- 職員の連携が大切なので、コミュニケーションが欠かせない
- 利用者全員に質の高い介護が届くよう、効率が求められる
介護の仕事は、慣れるまでは利用者の顔を覚えられなかったり、体力が持たなかったりなど、大変と思うことが多いかもしれません。
利用者と思うように関係性を築けなかったり、失敗したりすると、「自分は介護の仕事に向いていないのかも…」と悩む時もあるでしょう。
そんな時は、自分から利用者に話しかけたり、介護技術について先輩に聞いたりするなど、積極的に動くことが大切です。
仕事に慣れるにつれて、利用者との会話を楽しめるようになったり、利用者から感謝されたりなど、介護の仕事ならではのやりがいを感じる機会が増えるでしょう。
そうそう、介護の仕事をしていて「ありがとう」って言われる時はうれしいもの。みんなも一度介護の仕事を経験してみたら、よさもわかるのになぁ。
そうだね。介護の仕事は無資格・未経験からでもはじめられるから、チャレンジしやすいしね。
そういうところをもっとアピールした方がいいのかしら。かいごろにゃん、よろしくっ。
も~人任せなんだから。たい焼き3つじゃ足りないよっ。
介護の仕事は、無資格・未経験からでもはじめられる!
「介護の仕事は、資格や経験がないとできないのでは?」と思っている方も多いかもしれませんが、実は、介護の仕事をはじめるのに資格や経験は必要ありません。では、無資格・未経験でも働ける理由と、実際に仕事をはじめた後のステップアップについてお伝えしましょう。
採用で重視されるのは資格より人柄
デイサービスや有料老人ホームといった通所・入所サービスの介護施設で働く場合、資格は特に必要なく、無資格・未経験OKの求人も多数あります。たくさんの利用者と関わる介護の仕事では、年齢や資格・経験の有無よりも、人柄やコミュニケーション能力が重視されます。
実際に、介護施設を対象に行ったアンケート※でも、「職員を中途採用する際に最も重要視するのは?」との問いに「人柄」と回答した施設は、全体の約6割(62.2%)にのぼりました。
ですので、採用された時点で、あなたの人柄が評価されたと思って、どうぞ自信を持ってくださいね。
無資格・未経験からスタートする場合、まずは簡単な仕事から慣れていき、徐々に介助などを任せてもらえるようになることが多いです。
未経験者のための研修制度が充実している施設も多いので、安心してはじめられます。
資格取得でスキルアップも可能
無資格・未経験から介護の仕事をはじめ、「スキルアップしたい」「待遇や給料のいいところで働きたい」と考えるようになってきたら、資格取得を目指すのもいいですね。介護の資格を取得すると、介護の知識や技術が深まるほか、資格手当による給料アップや、条件のよい職場に転職できるなど、メリットがたくさんあります。
介護の資格では、下記のようなものがあります。
【初級】介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)
介護の基礎知識を学ぶことができ、取得すれば身体介護ができるようになります。
【中級】実務者研修
実践的な介護技術を学ぶことができ、取得後は、国家資格である介護福祉士を目指せます。(旧ホームヘルパー1級・介護職員基礎研修などを取得している方は受講時間が一部免除されます。)
【上級】介護福祉士
3年以上の実務経験※があり、実務者研修を修了していれば受験可能。介護現場で活躍するプロフェッショナルとして、管理職などの責任ある仕事を任されるようになります。
※かつ従事日数540日以上
資格取得でスキルや給料アップを目指すなら、国家資格である介護福祉士の受験資格が得られる実務者研修がおススメ。
実務者研修を取得するには、通常10~20万円の受講費がかかりますが、実は、無料で取得する方法があります。
それが、かいご畑の「キャリアアップ応援制度」。
かいご畑でお仕事を見つけた方なら、なんと、無料で実務者研修の講座を受講できるのです!
介護の仕事は、いくつからでも挑戦でき、資格取得や経験を積むことでキャリアアップが可能です。
ぜひ、かいご畑で目標を持って介護の仕事をスタートしてみませんか?
実際に介護の仕事をする人たちに、働く上での喜びや苦労について聞いてみました。
私の職場は、介護度の低い自立した方が多く、身体介護も少ないので、体力的には楽ですね。利用者の方が自宅と同じように過ごせるように、職員で協力して、心地よい環境づくりを心がけています。(31歳 女性)
認知症の方に付き添って、よく散歩をします。外に出るとイキイキとお話しされますし、楽しいことは覚えておられるようで、「ここに来ると元気になる」と言われると、すごく嬉しいです。(29歳 男性)
シフト制で勤務時間がバラバラなので、体が慣れるまで大変でした。今は、平日にお買い物に行ったり、夜勤明けの連休で旅行に行ったりと、シフト勤務のメリットを有効活用しています!(28歳 女性)
寝たきりの方の起き上がりの介助を根気よく続けるうちに、少しずつ座っていられるように。「みんなの顔を見ながらご飯を食べられて嬉しい」と感謝された時は、介護士になってよかったと思いました。(45歳 女性)
わかる~!利用者さんと喜びや嬉しさを分かち合えるのが、介護の仕事の醍醐味よね。
介護の仕事のやりがいや魅力に惹かれて、他業種から転職する人も多いんだよ。
仲間が増えるのは大歓迎だわ♪他業種から転職する場合だと、仕事内容の他に働きやすさも気になるところよね。
じゃあ、次は介護の仕事の働きやすさについて、詳しく説明するね!
介護の仕事の働きやすさと給料について
無資格・未経験からでもはじめやすい介護の仕事ですが、いざ働くとなると、働きやすさや給料といった点も気になるかと思います。
ここでは、介護の仕事の働きやすさや給料についてお伝えしましょう。
介護の仕事って、実は働きやすい!
「介護の仕事をしてみたいけど、夜勤があるのがネック」「シフトだから働きにくそう」という方もご安心ください。デイサービスなどの通所介護は基本的に日勤のみですし、老人ホームなどの24時間体制の入所介護でも、日勤だけの求人もあります。
パートタイムや派遣の求人も多いので、「扶養内で働きたい」「子どもが学校に行っている時間だけ働きたい」といった方にとっては、時短勤務もできますし、土日休みにするなど、曜日や時間の融通が利きやすいというメリットがあります。
逆に、正社員として、フルタイムでバリバリ働きたいという方も大歓迎!
夜勤のある職場では、手当の多い夜間のみの勤務(夜勤専従)で、月に10日程度働いて、後はプライベートを充実させるという働き方を選ぶ人もいます。
このように、多様な働き方を選べる介護の仕事は、様々なライフスタイルの人にとって働きやすいと言えるでしょう。
介護士の給料は年々上がっている
「介護の仕事は給料が安い」と思われがちですが、実際にはどうなのでしょうか。厚生労働省の調べによると、介護士の平均月収は約23.3万円※。
ただ、職場や勤務形態、資格の有無によって変わります。
無資格・未経験の場合、給与水準は低めですが、働きながら資格を取れば資格手当による給料アップが期待できます。
前述した、かいご畑のキャリアアップ応援制度をはじめ、資格取得のための費用をバックアップしてくれる職場も多数あるので、ぜひチャレンジしてください。
また、給料アップのため、「介護職員処遇改善加算」という国の取り組みも積極的に進められています。
以下のグラフをご覧ください。
- 介護士の平均給与額
- 単位:千円
- 調査対象:介護職員処遇改善加算を取得している施設・事業所
- 毎年9月の常勤の月給金額(手当・一時金を含む)
- グラフは、「平成28年度介護従事者処遇状況等調査結果のポイント/厚生労働省」を参考に当社で作成
グラフからわかるように、国の取り組みによって、介護士の給料はこの4年間で月額約2万円もアップしており、今後も上昇が見込まれます。
資格取得と国の取り組みという、W効果で給与アップが期待できるのが、介護の仕事なのです。
▼介護士の給料事情についてもっと知りたい方はこちら
超高齢社会で高まるニーズ。介護の仕事は将来性バツグン!
さて、働きやすく給料面でも期待が持てる介護の仕事ですが、将来性はいかがでしょうか。
せっかくなら、景気の波や社会の変動の影響を受けにくい業界で、安定して長く働きたいですよね。
その点、需要の増加という点で、介護の仕事は将来的にも安定しています。
以下の図をご覧ください。
厚生労働省の調べによると、2025年には、253万人の介護人材が必要になるにもかかわらず、現状のままでは約38万人が不足するというのです。
加速する超高齢化社会に伴い、介護の担い手はますます求められており、国は、人材確保のために介護士の処遇改善や、シニア・シルバー世代の雇用にも力を入れています。
介護の仕事には、年齢やこれまでの経歴は関係ありません。
10代で働く人もいれば、40~50代はもちろん、60~70代ではじめる人も。
「人の役に立ちたい」と望む人のために、大きく門戸が開かれているのが介護の仕事なのです。
介護の仕事をはじめるために、よい職場の見つけ方は?
ここまでご覧になって、介護の仕事に興味がわいたあなたのために、よりよい仕事探しのポイントをお伝えしましょう。教えてくれるのは、かいご畑の人材コーディネーターです!
ふく夫
介護の仕事探しのことなら、介護士の方々の転職をサポートしている、私になんでも聞いてください!
けあ子
よろしくお願いします!
仕事の探し方って、普通はハローワークに通ったり、求人サイトを調べたりするけど、募集が多くてどんなところを見ればいいかわからなくって…。
ふく夫
確かに、たくさんの求人の中から、自分に合った職場を探すのは難しいですよね。では、初めて介護の仕事を探すときに、求人情報で見るべきポイントを3つご紹介します。
ポイント1 資格取得支援制度があるか
実務者研修など、業務に必要な資格取得のための費用を負担してくれる職場もあります。働きながら資格が取れるメリットは大きいですね。
ポイント2 社内研修制度の充実度
未経験者のために、充実した研修制度を用意している職場も多くあります。
新人を育てる体制と人員が整っているか見極める目安になります。
ポイント3 事前見学OKかどうか
面接の前に、施設の見学ができれば理想的です。
施設内が清潔か、職員の年齢層や雰囲気、利用者の様子などを事前に知ることができれば、向き不向きの判断材料になります。
ふく夫
以上を確認した上で、給料・勤務時間・仕事内容・勤務地など、自分が重視する項目を考えて取捨選択すれば、求人を探す際に迷いが少なくなります。
けあ子
お〜!参考になります!
ふく夫
希望の条件がすべて叶う求人があるとは限りませんので、仕事探しの前に、自分の中の優先順位を整理しておくとよいでしょう。
いかがでしたか?
いかに介護の仕事が買い手市場といえど、よい仕事に巡り合うためには、入念な下調べが必要なようです。
でも、仕事を探す時に、あまたある求人から希望の条件を一つひとつチェックするのは大変ですよね。
そんな時は、転職エージェントを利用するという方法もあります。
厚生労働大臣認可の介護就職支援センター「かいご畑」なら、数多くの介護施設の中から、希望の働き方やキャリアアップを叶える職場をご提案いたします。
仕事内容や施設の雰囲気を知りたいというだけでもOKです。
コーディネーターが実際に企業や施設に足を運んで得た情報ですので、口コミサイトなどより確実ですよ。
ぜひお気軽にご相談ください。
- 介護は、高齢者の自立を支えるやりがいのある仕事
- 年齢や経歴に関係なく、いつからでもキャリアアップできる!
- 超高齢社会の進行で需要拡大、高まる将来性
介護職の就職・転職をサポートする「かいご畑」が、介護のお仕事や業界に関する情報をお届けする、お役立ちコラムです。
かいご畑では、介護の資格をもつコーディネーターが、今回お届けした情報など専門的な立場からお仕事探しのサポートを行います。
厚生労働大臣認可の就職支援センターなので、利用は無料です。
「お仕事に関する不安や、悩みを聞いてほしい」という相談だけでもOKですので、まずは気軽にご連絡ください!
かいごろにゃん、ありがとう!
おかげで介護の仕事のやりがいや楽しさを再確認できたわ!
同級生の誤解もこれで解けるといいね。
将来性があって、いくつからでも働けるのも魅力よね。
次の同窓会では、みんなを介護の仕事にスカウトしようかしら♪
人手不足解消に貢献できるかな?
お礼にたいやきいっぱいよろしくね!
本コラムは、「かいご畑」を運営する株式会社ニッソーネットが、専門家の監修のもと執筆しています。
■監修者
野口 哲也
( のぐち てつや )
みんな、介護の仕事内容や働き方についてはわかったかな?
もっと詳しく知りたいという人のために、介護の仕事に関する豆知識をお届けするよ。ぜひ参考にしてみてね!
ここが知りたい!介護の仕事Q&A
これから介護の仕事をはじめる方にとって、服装や休憩など「気になるけど、誰に聞いていいかわからない」ことを、Q&A形式でまとめました。Q.介護職に服装や髪形の決まりはありますか?
A.勤務先によります。服装は、ユニフォームのところもあれば、私服のところもあり様々です。
仕事着としてエプロンが支給されることも。
私服の場合は、ポロシャツとチノパンに運動靴など、動きやすい服装がおススメ。肌の露出を避け、清潔感のある明るい色合いのものを選びましょう。
腕時計、アクセサリー類、長いネイルは、利用者の体を傷つける恐れがあるのでNGです。
髪型は、業務の邪魔にならないよう、長い髪は一つにまとめます。
染髪は、よほど奇抜な色合いでなければOKな場合が多いですが、施設の規定によります。
Q.休憩時間はありますか?
A.もちろんあります。日勤で6時間以上勤務の場合、45分~1時間程度の休憩時間があります。
利用者の昼食時の前後に、職員が交代で取ることが多いようです。
夜勤の場合は、7~14時間の勤務となり、休憩時間は1~2時間程度となります。
就寝・起床前後の介助と就寝中の安否確認がメインの業務ですが、夜間は人員が少ないため、緊急コールの対応などで休憩時間が流動的になる場合もあります。
▼介護職の夜勤についてもっと知りたい方はこちら
Q.全くの未経験なので「仕事が覚えられないかも」と心配です。
A.最初は不安でも大丈夫!初めての仕事だと、自分に務まるのか不安になりますよね。
まずは、テーブルの席順などを目印にして、利用者の顔と名前を覚えるところからはじめましょう。
食事のメニューや服用薬がそれぞれ違うので、ミスがあっては大変だからです。
後は、こまめにメモを取りつつ、先輩職員をお手本に実践あるのみ。
デスクワークと違い、体で覚えることも多いので、まず率先して動く姿勢が大切です。
最初はできる人と比べて「仕事が遅いし、自分はできない人だ」と落ち込むこともあるかもしれませんが、徐々に慣れて、介護の楽しさや醍醐味を感じられるようになるでしょう。
Q.介護職はストレスがたまりませんか?
A.ストレスとは上手に付き合いましょう。どんな仕事であれ、ストレスと無縁ではなく、それは介護職でも同じです。
介護職のストレスの原因や辞める理由としてよく上げられるのが「人間関係」。
先輩介護士や看護師との意見の違いやコミュニケーションに疲れて「もう辛い、嫌だ、やめたい」となることがあるようです。
相手の話をよく聞いて(傾聴)歩み寄ることも大切ですが、無理をしすぎてうつ病になるなど、心身に影響が出ては大変です。
仕事に行きたくないほど疲れたと感じた時は、問題を一人で抱え込まず、周囲に相談したり、相手と適度な距離感を保つ、仕事と割り切るなどして、上手にストレスを逃しましょう。
▼介護職の人間関係の悩みついてもっと知りたい方はこちら
一度辞めても復職しやすい介護の仕事
最近は男性の介護士も珍しくないとはいえ、まだまだ女性が多い介護の仕事。結婚や育児など、ライフステージの変化から、仕事を続けるのが難しくなることも。
妊娠の場合は、健康状態が良好なら、出産予定日の6週前まで働いて産休・育休を取得して、育休明けに復帰することもできますが、妊娠中の介護の仕事は母子ともに負担が大きいため、退職を選ぶ人もいます。
また、自身の親の介護で仕事ができないケースも増えてきました。
様々な事情から、辞めることになった場合も、復職しやすいのが介護の仕事。
一度身に付けた介護の知識や技術は一生ものですし、一定の介護スキルがあれば、国から、再就職のための準備金を借りることもできます。※
これは介護の人材確保のための取り組みの一つで、上限40万円(未経験者は20万円)を借りることができ、貸し付けを受けた地域で2年間引き続き介護の仕事を続ければ、返還が免除されます。
新しい職場で働くための支度もありますし、最初の給料日までは何かと物入りですから、準備金があると助かりますよね。
このように、復職のための手厚い支援もあります。
これから介護の仕事をはじめる方も、ぜひ経験を積んで、一生役立つスキルを身に付けてはいかがでしょうか。
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