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グループホームの仕事内容とは?夜勤や給料、認知症介護のポイントを解説
「グループホームの仕事内容って、ほかの介護施設とどう違うの?」と思ったことはありませんか?
グループホームは認知症の高齢者を対象とした住宅型の介護施設です。
介護職員は、そこで共同生活を送る利用者の介助や、調理・掃除など家事の支援を行います。
「家事ってどのくらいできればいいの?」
「私にも認知症の方の介護はできる?」
そんな疑問を解消するため、グループホームの仕事内容のほか、1日の流れや夜勤、給料などについてお伝えします。
認知症の方との接し方についても解説するので、グループホームの仕事内容に興味のある方、グループホームへの転職を考えている方も、ぜひ参考にしてくださいね。
けあ子
ひよっこ介護士。
利用者に春の七草を教わるも、最後の1つがどうしても覚えられない。いつか秋の七草にも挑戦する予定。
かいごろにゃん
かいご畑に住みついたネコのようないきもの。
介護業界に詳しく、けあ子のよき相談役。七草は春も秋もぜんぶ言える。
グループホームとは
グループホームの概要を、下記にまとめました。
利用者
施設のある地域に住民票を持ち、認知症と診断された要支援2以上の高齢者。
定員
5~9人を1つのユニットとした少人数制。最大2ユニット(18人)までの施設が多い。
特徴
少人数で家庭的な環境のもと、利用者ができる範囲で家事などに参加しながら共同生活を行い、認知症の進行緩和や自立的な生活を目指す。
グループホームでは、利用者と職員が、毎日ほぼ同じメンバーで日常生活を送っています。
そのため、ほかの介護施設に比べて利用者と介護職員との距離が近く、利用者一人ひとりの喜びや悲しみにしっかりと寄り添うことができます。
また、積極的に地域との交流を行っている施設も多く、家族や近隣住民が気軽に訪ねてくれることもあります。
このように、アットホームな施設が多く、新入りの介護職員も受け入れられやすいため、介護職初心者の方にも人気の職場となっています。
グループホームの共同生活って、昔の大家族での暮らしに似ている感じなのかしら?
そうだね。家庭的な環境で暮らしていると、料理の得意な人が食事の準備を積極的に手伝うなど、自分の役割や居場所を見つけやすいんだ。
自分の役割があると毎日に張り合いが出るし、認知症にもよさそうね。
そういった自立的な生活をサポートするのが介護職員の役割なんだよ。それじゃ、具体的な仕事内容について説明するね。
グループホームの仕事内容
自分でできることを増やすのが目的なので、手を出しすぎず、できることを尊重し、自立を支援することが大切です。
介護職員は、一緒に掃除や洗濯、調理などの家事をしたり、必要な方には排泄や入浴、食事介助などを行いながら、利用者が自分らしく毎日を過ごせるようにサポートします。
自立して生活できる利用者が多いため、基本的に医療行為やリハビリなどは、ほとんど行いません。
また、家事が苦手な職員にとっては気になる「調理」ですが、施設によっては調理専門のスタッフがいたり、レトルト食品を上手に取り入れているところも増えています。
職員が担当する場合でも、先輩や調理が得意な利用者に教わりながら、じっくりと調理スキルを身につけていきましょう。
それでは、グループホームの1日の流れをご説明します。
グループホームの1日の流れ
グループホームでは、早番、日勤、遅番、夜勤の4交代制をとっているところが多いようです。グループホームの一日の流れを見てみましょう。
就寝後は、定期的に巡回して、必要な方への排泄介助やおむつ交換などを行います。
※施設によってスケジュールは異なります
以上が、グループホームの1日のおおよその流れです。
介護職員は、この1日の流れの中で、それぞれのシフトに応じて働くことになります。
グループホームでは、利用者の行動に合わせて必要な支援や介助を行いながら、ゆっくりと時間が流れていきます。
その中で、ただ日常生活を繰り返すのではなく、自分らしく、生きがいを感じながら毎日を送ってもらうことが、グループホームで働く介護職員の大切な役割の1つとなっています。
認知症の進行を遅らせるためのレクリエーション
グループホームでは、認知症の進行を遅らせるため、お花見やフラワーアレンジメントなど、五感を刺激するレクリエーションを実施することが多くなっています。また、グループホームは地域住民との交流が推奨されている施設のため、保育園など近隣施設と合同で、田植えや夏祭りなどの行事が行われることもあります。
そういったレクリエーションや行事の企画・進行も、グループホームで働く介護職員の仕事の1つです。
自分たちが企画したレクリエーションで、利用者が楽しんでいる様子を見られるのは、介護職員にとって、この上ない喜びとなります。
また、このようなレクリエーションを多く取り入れている施設では、職員同士のつながりが強くなる傾向があるようです。
働く施設を選ぶ際には、こうした活動が活発に行われているかどうかも、参考にしてみてはいかがでしょうか。
グループホームでの仕事内容についてはわかってきたけど…認知症の利用者さんとの接し方についてはまだ不安があるなぁ。
「理解しよう」という気持ちさえあれば、心配はいらないよ。ここからは、けあ子のために認知症の方との接し方について説明するね。
かいごろにゃん頼りになるぅ!
でも、認知症についての基本的な知識と、その方の気持ちを理解しようとする姿勢があれば、適切な対応は自然に出てくるものです。
ここでは、認知症になる原因やよく見られる症状、認知症の方との接し方についてご説明します。
認知症の原因と症状についてご説明します。
上記のような病気になった後に、不安やストレスなどの精神的なダメージや、入院して寝たきりになるなどの身体的な変化が加わると、認知症が起こりやすくなると言われています。
最初は記憶障害など中核症状からはじまり、周りの人から怒られたり笑われたりすることで、不安からくる暴言やいら立ちなどの周辺症状が強く出ることがあります。
周りの人がイライラして「何度も言わせないで!」などと責めてしまうと、症状が悪化する可能性も。
認知症の症状を進行させないためには、周囲の理解ある対応が必要なのです。
認知症の方は、自分の頭の中の世界で生きており、その言動には何かしらの理由があります。
たとえば、朝になると「会社に行ってくるよ」と言って施設を出ようとする利用者がいるとします。
初めはとまどうかもしれませんが、こんな時は、利用者が今どんな世界にいるのかを想像してみましょう。
この場合、「定年前の世界で生きている利用者が、朝になったので出勤しようとしている」と考えれば、その行動が理解できます。
そうすると、こちらも「今日は休みだよ」など、落ちついて対応できるようになり、利用者を怒らせたり不安にさせずに対応することができるのです。
認知症介護は、相手の心を理解しようとすることからはじまります。
その姿勢があれば、認知症介護の知識は、働きながら身につけることができるので、先輩や上司から対応を教わりながら、徐々に経験を重ねていきましょう。
そのほかに、グループホームで働くためには、どんな資格やスキルが必要かをご説明します。
実際に、無資格・未経験でグループホームに就職し、働きながら介護の資格取得を目指す方も多く、介護初心者にとっても、応募しやすい職場と言えるでしょう。
初任者研修や実務者研修などの資格取得を支援している施設も多いので、ぜひ働きながらスキルアップを目指してみてはいかがでしょうか。
掃除や洗濯、料理など家事のスキルがあれば、おおいに活かせる職場です。
ただし、「調理は苦手」、「掃除のしかたがわからない」という方もご安心を!
グループホームには、長年家事をこなしてきた人生の大先輩がたくさんいます。
わからないことは利用者にどんどん聞いて、積極的にコミュニケーションをとりながら、必要なスキルを身につけていきましょう。
このように、介護職ビギナーにとって働きはじめやすい職場と言えるグループホームですが、職場選びは慎重に行う必要があります。
なぜなら、ひとくちにグループホームと言っても、介護度の高い利用者が多い施設や、看取りまで行う施設などがあり、業務の内容に大きな差があるからです。
初心者の方は、介護度の低い利用者が多い施設を選び、そこからじっくりとスキルアップをはかるのが賢明と言えるでしょう。
とはいえ、施設の雰囲気や条件は、外からはなかなかわかりづらいもの。
そんな時には、転職エージェントを使うのがおすすめです。
かいご畑なら、無資格・未経験OKのグループホームの求人を多く取り扱っています。
さらに、希望の条件を伝えることで、自分にピッタリの職場が見つかります。
「グループホームでの仕事ははじめてなので、介護度の低い利用者さんが多い施設を探している」など、希望の条件をはっきり伝え、初心者でも働きやすい施設を選びましょう。
グループホームは、利用者さんの介護度によって、介護職員の仕事内容も大きく変わってくるのね。
利用者さんの介護度にあわせて、きちんと勤務体制を整えている施設もあるよ。働く施設がどんな勤務体制をとっているかを、しっかり見極めることが大切なんだ。
グループホームでは、どんな勤務体制が多いのかしら?
じゃあ、グループホームの勤務について説明するね。 よろしくお願いします!
ここでは、グループホームの人員配置や勤務時間、夜勤の仕事内容についてご説明します。
【4交代制の勤務時間例】
グループホームでの勤務時間は、施設の運営形態や規模、利用者の介護度などによっても異なります。
自分が働く施設がどのような勤務体制なのか、入社前にしっかりと確認しておきましょう。
【夜勤の時間帯の例】
グループホームでの夜勤の仕事内容は、夕食介助、就寝介助、深夜の巡回、起床介助、朝食介助などです。
深夜の巡回では、利用者の様子をうかがい、必要な方への排泄介助やおむつ交換などを行います。
また、朝食の専門スタッフがいない施設では、夜勤者が朝食の準備をすることも。
巡回などのあいまに、温めるだけのところまで朝食を準備しておけば、朝食時にバタバタしなくてすみますね。
「はじめての夜勤は不安…」と悩む方も多いかもしれませんが、自立度の高い利用者が多いグループホームでは、就寝後に急変が起こることも少なく、比較的穏やかに時間が過ぎていきます。
また、夜勤には「夜勤専従」という夜勤のみで仕事に従事する働き方もあります。
夜勤手当でしっかり稼ぐのか、あらかじめ夜勤をしない条件で施設を選ぶのかなど、自分のライフスタイルと合わせて、しっかり考えておきましょう。
▼介護職の夜勤についてもっと知りたい方はこちら
ここでは、グループホームの給料や福利厚生についてご説明します。
ご覧のように、平成29年度のグループホームの平均給与は、常勤の人で26.8万円、非常勤の人で24.0万円となり、両者ともに、前年度よりも給料がアップしています。
また、調査の対象となったグループホーム895件のうち、82.5%が「給与の引き上げを行った」、8.4%が「平成28年度の給与水準を維持しているが、1年以内に引き上げる予定」と回答しています。
このように、グループホームでの給料は年々上がっており、今後もさらに上がることが期待できます。
グラフから、介護福祉士の資格保持者は、無資格の方に比べて平均給与が約5万円高くなっていることがわかります。
介護職を続けるなら、初任者研修や実務者研修を取得しておけば、仕事面や待遇面で優遇されることも期待できます。
施設によっては、資格取得をサポートしてくれるところもあるので、自分が働く施設ではどんなサポートがあるのかを確認して上手に活用しましょう。
また、かいご畑なら、働きながら無料で実務者研修を取得できる制度があります。
ぜひ一度、お気軽にお問合せください。
グループホームの場合、運営主体が医療法人や社会法人であれば、国からの補助金が多いため、住宅手当などが手厚い施設も多くあります。
一方、民間企業が運営しているグループホームでは、補助金を受けることができないため、期待できないことも。
ただし、有料老人ホームやデイサービスなどを手広く運営している職場の場合は、福利厚生が充実していることもあります。
このように、施設によって福利厚生の手厚さには差があるので、職場を決める際には、求人情報の待遇欄をよく確認しましょう。
そんな中、着実にその数を増やしているのが、認知症介護を専門としているグループホームです。
ご覧のように、2012年から2017年の6年間で、約1600件も急増しました。
今後、さらなる認知症高齢者の増加に伴い、グループホームの数も増えることが予想されます。
政府も積極的に認知症対策に取り組んでおり、2015年には認知症の方にとって住みやすい社会を実現するための「新オレンジプラン」を策定しました。
このように、認知症介護のニーズが高まる社会において、認知症介護の知識やスキルを持った人材は、貴重な存在となることが予想されます。
今のうちから認知症介護の経験を積んで、しっかりとスキルを身に着け、待遇面や転職の際など、有利に進められるように備えておきましょう。
政府も民間も、質の高い認知症ケアに向けて、本格的に動き出してるのね。
認知症介護の制度はどんどん改善されていているし、認知症ケアの需要も増えていくよ。
そうなると人材不足が心配ね。グループホームで働く人がもっと増えるといいんだけど…。
じゃあ、グループホームで働きたくなる人が増えるように、グループホームで働くやりがいや大変さを説明するね。
その分、利用者の喜怒哀楽をダイレクトに受けとることもあり、心からやりがいを感じたり、逆に戸惑うこともあるかもしれません。
ここではグループホームならではのやりがい、大変さをご紹介します。
普段の家事などで、できなかったことができるようになったり、ふさぎ込んでいた利用者が自分のひと言で元気になる様子を見ると、なにものにも代えがたい喜びを感じることができます。
また、自立して生活できる利用者が多いことから、一緒に散歩や料理、買い物、園芸やおやつ作りなどができることも、グループホームならではの楽しみです。
グループホームは地域密着型の施設のため、近隣施設とのイベント交流があるのも魅力の1つです。
保育園など近隣施設との合同行事を通して、利用者が地域の人たちと交流を楽しむ姿を間近で感じることができることも、そこで働く人たちのやりがいにつながっています。
認知症の方は不安や焦燥感を抱えていることが多く、それらが徘徊や介護拒否、時には暴言につながることもあります。
そんなとき、認知症についての理解が浅いと、利用者も介護者も傷ついてしまい、「もう辞めたい…」なんていう結果になりかねません。
利用者がなぜそのような行動をとるのかを考え、お互いにストレスにならないように対応することが大切です。
また、設立年数が古いグループホームでは、必然的に、入所年数が長く、介護度が高い利用者が多くなる傾向にあります。
初心者でも働きやすいと思われているグループホームですが、排泄や入浴の介助が必要な方が多い施設だと、体力的に負担になることも。
介護職初心者のうちは、必ず利用者の介護度や勤務体制を確認し、自分が受け持つ業務内容を把握してから、働く施設を選びましょう。
その声を聞いて、心に寄り添い、安心感を与えられる人であることが望まれます。
ただし、今は自信がない人でも、グループホームの家庭的な雰囲気の中にいれば、おのずとその力はついてきます。
今は家事スキルのない人でも、周りの職員や利用者に教えてもらう姿勢があれば、すぐにその手順やコツを見つけられるでしょう。
面接時には、志望動機として「人と接することが好き」という点をアピールし、家事については積極的に学ぶ姿勢であることを伝えれば大丈夫です。
以上が当てはまる方は、グループホームはピッタリの職場ではないでしょうか。
いかがでしたか?
「かいご畑」では、グループホームの求人も多く取り扱っています。
介護資格を持つコーディネーターが、グループホームで働く際の注意点や職場の選び方など、詳しくご案内します。
まずは話を聞いてみたいという方でも大歓迎ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
グループホームは認知症の方の施設なのね。勉強になったわ。ありがとう、かいごろにゃん!
認知症介護はこれから大事なスキルになりそうだね。けあ子もしっかり学んでおくといいよ。
相手の世界を理解することが大事なのよね。かいごろにゃんは、どうせたい焼きのことしか考えてないんじゃない?
そんなことないよ!(なんでわかったんだろう…)
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認知症の原因と症状
認知症とは、血管障害や脳の委縮などによって、認知機能が低下し、生活に支障をきたしている状態です。認知症の原因
認知症の原因になる病気としては、一般的にアルツハイマー型認知症がよく知られていますが、脳梗塞や脳出血など様々なものがあります。認知症の症状
認知症の症状には、大きくわけて以下の2つがあげられます。
認知症の方との接し方
では、認知症の方と接する時には、どのようなことを意識すればよいのでしょうか?
先に、グループホームで働く場合、認知症の方を理解しようとする姿勢が必要とお伝えしました。無資格・未経験からスタートする人は多数!
自立して日常生活を送れる利用者が多いグループホームでは、難しい医療行為が行われることは少なく、無資格・未経験でも受け入れてくれる施設はたくさんあります。家事が苦手でも大丈夫!必要なスキルは働きながら身につけよう
グループホームの仕事内容の多くは、利用者の日常生活の支援です。
グループホームでは、どのような人が、どのような勤務時間で働いているのでしょうか。グループホームの人員配置
グループホームで働く職員数は、厚生労働省の人員配置基準により以下のように設定されています。
夜勤:宿直ではない通常の勤務者を1人以上配置
(管理者資格:認知症介護の経験3年以上で、厚生労働省指定の研修受験者)
(担当者資格:厚生労働省指定の研修受講者)
なお、グループホームで医療行為が行われることは少ないため、看護職員の配置規定はなく、訪問看護ステーションなど、医療機関との連携で緊急時に備えていることが多くなっています。
グループホームの勤務時間
介護職の勤務時間帯は、数パターンありますが、2017年の「介護施設夜勤実態調査」では、グループホームは、下記のような4交代制が多いようです。
早番 7:30~16:30(休憩60分)
日勤 9:00~18:00(休憩60分)
遅番 11:00~20:00(休憩60分)
夜勤 16:30~翌9:30(休憩120分)
グループホームの夜勤
グループホームでは、夜間・深夜の時間帯に1人以上の介護職員の配置が義務づけられています。
16:30~翌9:30(休憩120分)
働く上で気になるのは、やっぱり給料ですよね。年々上がるグループホームの給料
平成29年度のグループホームでの平均給与は、以下の通りです。
勤務形態
平成28年
平成29年
常勤
25.8万円
26.8万円
非常勤
20.3万円
24.0万円
資格取得でさらに給料アップ!
グループホームで働く上で必要な資格はありませんが、資格保持者の平均給与は、資格がない人に比べて高く設定されている施設が多くなっています。施設によって大きく違う福利厚生
各種保険・手当、交通費などの福利厚生は、運営主体によって大きく異なります。
厚生労働省の推計では、2025年には認知症高齢者が700万人を超え、65歳以上の高齢者のうち、5人に1人が認知症に罹患するといわれています。
グループホームは、ほかの介護施設にくらべて利用者と一緒に過ごす時間が多くなっています。グループホームで働くやりがい
少人数制のグループホームでは、介護職員と利用者との距離が近く、彼らの喜びや悲しみに密に寄り添うことができます。グループホームで働く大変さ
グループホームは認知症の方が対象の施設です。
介護職の就職・転職をサポートする「かいご畑」が、介護のお仕事や業界に関する情報をお届けする、お役立ちコラムです。
かいご畑では、介護の資格をもつコーディネーターが、今回お届けした情報など専門的な立場からお仕事探しのサポートを行います。
厚生労働大臣認可の就職支援センターなので、利用は無料です。
「お仕事に関する不安や、悩みを聞いてほしい」という相談だけでもOKですので、まずは気軽にご連絡ください!
本コラムは、「かいご畑」を運営する株式会社ニッソーネットが、専門家の監修のもと執筆しています。
■監修者
野口 哲也
( のぐち てつや )
みんな、グループホームの仕事内容や働き方についてはわかったかな?
もっと詳しく知りたいという人のために、グループホームに関する豆知識をお届けするよ。ぜひ参考にしてみてね!
認知症介護の資格について
2025年には、高齢者の約5人に1人が認知症に罹患すると言われる中、認知症介護のスペシャリストはあらゆる場面で活躍できると考えられています。
認知症に関する資格を持っていれば、資格手当が期待できるほか、就職や転職の際に有利になることもあるので、興味のある方はぜひチャレンジしましょう。
認知症に関する資格は、実務経験を必要とするものが多くなっていますが、未経験の方も、今後のスキルアップの参考にしてください。
認知症ケア専門士
【内容】
認知症ケアに対する優れた学識と高度の技能および倫理観を備えた専門家を認定する
【受験資格】
試験実施年の3月31日より過去10年間において認知症ケア実務経験が3年以上ある方
【料金】
第1次試験…3,000円×4分野
第2次試験…8,000円
その他、登録料、更新料など
【問い合わせ先】
一般社団法人日本認知症ケア学会
認知症ライフパートナー(1級・2級・3級)
【内容】
認知症の方に対して、これまでの生活体験や生き方、価値観を尊重し、日常生活をその人らしく暮らしていけるように、本人や家族に寄り添い、サポートできる人を認定する
【受験資格】
なし(1級は2級合格者)
【料金】
3級…6,000円
2級…9,800円
1級…14,000円
【問い合わせ先】
一般社団法人 日本認知症コミュニケーション協議会
認知症介護実践者研修
【内容】
介護保険施設やサービスを提供する事業所において、質の高い認知症ケアを普及するための研修
【受験資格】
介護福祉士と同等の認知症介護知識、認知症介護の実務経験が2年以上ある方など、都道府県による
【料金】
都道府県による
【問い合わせ先】
各都道府県・各政令指令都市
※受講料などの最新の情報は各講座のHPでご確認ください。