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2015年11月30日

高齢者に多い皮膚瘙痒症って?

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【老人性皮膚瘙痒症とは】

主な原因は老化に伴う皮脂や汗の分泌量が減少し、肌のバリア機能が低下し乾燥状態が続く事により起こります。またこの乾燥状態を悪化させる要因としては低湿度・寒冷・乾燥気候、過度の入浴、洗剤・石鹸による刺激、圧迫、摩擦、薬剤を含む科学性刺激物、アレルギー、精神的因子などが関係しています。 症状はおもに下肢・上肢にみられますが、皮膚の重なる部分・陰部・肛門部などは刺激を受けやすい為、症状がでやすい事も覚えておきましょう。

【老人性皮膚瘙痒症を予防するには】

【老人性皮膚瘙痒症を予防するには】
皮膚瘙痒症を発症すると、どうしても痒みを伴うため、ついつい瘙いてしまい、瘙くことでさらに痒くなるという悪循環に陥り悪化の原因になります。まず日常の生活習慣を見直し、皮膚を乾燥させないように保つことが一番の予防となります。

①室内を乾燥させないよう、空調機器の使用に留意する。

②下着などはなるべく綿素材を選び、肌に触れるものの素材に注意する。

③刺激物を避け、栄養バランスがとれた食事をとる。

④しっかり睡眠をとり、ストレスを溜めないようにする。

お湯のつかり方、体の洗い方、石鹸の取り扱いなど、正しい入浴を心掛ける

【高齢者への心がけ】

皮膚瘙痒症は不眠の原因ともなりやすく、軽視しがちな症状ですが二次障害につながり、QOLの低下をまねきます。また、糖尿病や腎不全など内臓疾患が引き金となって皮膚瘙痒症を発症している場合もありますので、症状を軽視せず、医療とよく連携して、訴えと皮膚の状態、日常生活に目を向けた関わりができるよう心がけましょう。