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2015年09月14日

有料老人ホーム

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有料老人ホームとは?

高齢者入所施設は、特別養護老人ホームや介護老人保健施設、グループホームやケアハウスなどが挙げられますが、有料老人ホームと呼ばれる施設にはどのような特徴があるのでしょうか?
一口に有料老人ホームと言っても、大きく3つのタイプに分かれています。

1.介護付き有料老人ホーム

民間事業者によって運営されている高齢者介護施設を指します。”介護専用型“、”混合型“、”外部サービス利用型“と施設によって、さらに受け入れ可能な要介護者のラインや、介護サービス提供の在り方に差があります。
介護専用型では、要介護者の受け入れを行い施設内職員で介護サービスを提供するのに対して、外部サービス利用型は、施設に入所している要介護者に対しては外部サービスを導入することにより、介護サービスを提供。施設職員と外部事業者との意思疎通や連携が重要となる他、介護度の高い入居者にとっては費用負担が高くなるというデメリットもあります。

2.住宅型有料老人ホーム

こちらも民間事業者によって運営されている高齢者介護施設です。
介護付き有料老人ホームよりも、要介護度の低い高齢者や、自立または要支援認定の高齢者を受け入れている点が特徴です。
こちらの施設は、介護職員が常駐していないため、介護が必要な場面においては在宅サービスを組み合わせて利用することができるため、要介護状態になった時にも退去する必要がなく住み続けることができる点がメリットです。
また、デメリットとしては、利用する介護サービスが増えてくると、介護付き有料老人ホームに入所するよりもコストがかかる点が挙げられます。

3.健康型有料老人ホーム

こちらも民間事業所によって運営されている高齢者入居施設です。
この施設の特徴は、基本的に自立した生活が送れる高齢者、もしくは要支援認定の高齢者に限定して受け入れている点です。
よって、家事全般を施設の職員が引き受けることで、入居者は各々シニアライフを楽しんでいることが多く、施設もスポーツジムやサロンスペース、図書スペースなど設備が充実している傾向があります。しかしながら、入居一時金や月額利用料が高額である場合が多く、また、要介護状態になった場合には退去を迫られることがある点がデメリットです。
このように、有料老人ホームと呼ばれるものには、それぞれに施設の持つ役割が異なります。また同じタイプに分類される施設であっても、入居者の状態によって職員配置、人数などに差があり、設備面でも充実している施設とそうでない施設がありますし、レクリエーション活動が提供される時間や内容にも施設ごとの特色があります。 一般的に、有料老人ホームで提供されるサービスは、食事、洗濯、清掃などの身の回りのお世話、レクリエーション活動の提供、入浴、排せつなどの介助、医療ケア、機能訓練や相談援助などが挙げられますが、これもやはり施設によってどの程度まで施設職員によるサービスの提供が可能かというラインが異なります。 例えば、医療ケアに関しては、点滴までは対応できるが喀痰吸引や胃ろうなどのケアが必要な方は入居できないという基準を設けている施設もあり、そうなると同じ医療ケア提供する立場にある看護士の業務ひとつをとっても違いが出てくることがわかります。 一方で、健康型有料老人ホームにおいては、基本的に介護を必要としない自立した入居者が多く、また、入居費用なども高額であるため、“施設職員はサービス業”という感覚を強くもつ入居者も多く、介護技術よりも人としての立ち振る舞い、常識や丁寧な言葉づかいができることを採用の基準としている施設が多いことも現実です。 それ故に、このようにいわゆる“ハイクラス”な有料老人ホームで働く職員は、介護における身体的負担よりも精神的負担の方が大きく離職につながるケースもあるようです。

また、介護度の高い方を受け入れている介護付き有料老人ホームにおいては、身体機能の低下による介護だけでなく、認知症による徘徊をはじめたとした問題行動に対応を求められる場面も多く、職種関係なく入居者の健康状態、認知機能を正確に把握し適切な対応、言葉かけができる人間力、柔軟性が求められる職場です。
どの入居施設が自分とマッチしそうか、求職活動時にはよく施設の見学などを経てから応募する方が良さそうですね。

給与面ですが、民間企業が経営母体となっていることで、一般企業並みのやや高額な給与を支給しているところもあるようです。
但し、公的入所施設である特別養護老人ホームとほぼ同等に設定されていることが多いようですので、転職の際にはしっかりと把握しておきましょう。