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介護の資格情報

2015年09月14日

介護福祉士とは?

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介護福祉士とは?

介護福祉士とは、1987年の社会福祉および介護福祉士法に基づいた国家資格です。

現在の日本は高齢化社会がますます進んでおり、それに伴い、寝たきりや認知症を患う高齢者が増加。深刻な介護問題が多くの家庭で表面化しています。また、高齢ではないものの、病気や事故などの後遺症により、早くから介護を必要とする人たちも存在します。

介護福祉士は、それら介護を必要とする方への直接的な介護を提供するだけでなく、本人を支える家族をはじめとした周囲の人々に対し、どのように介護していけば良いか相談に乗りアドバイスを行ったり、介護のノウハウを提供するなど、総合的に介護問題にアプローチできる専門家としての枠割もあります。

介護福祉士のお仕事

それでは、介護福祉士の業務を具体的に挙げてみましょう。

1.身体介護
まず、介護を要する利用者に対する食事、排せつ、入浴の介助や、更衣、洗顔、歯磨きなどの衛生管理がメインとなります。

また、移動の補助(歩行補助、車いすでの移動、ベッドから車いすへの移乗、自動車への乗り降りなど)も業務に含まれます。

利用者が日常生活を送る上で、どのような動作に困難を感じているのか、どの程度の介助があればその動作ができるのか、介護を必要とする内容や程度も一人ひとり異なります。利用者本人や支える家族がどのようなニーズをもっているかを汲み取りながらサービスを提供していきます。

2.生活援助
介護福祉士は食事や洗濯、掃除、買い物の代行など、家事全般にわたった援助も行います。

利用者が在宅で生活を送る場合、特にこの家事援助必要がとされることが多いです。
こちらの援助も、身体介護と同様に、利用者がどのようなニーズをもっているかを汲み取ることが大切です。
洗濯や掃除にしても、利用者本人が希望する方法、介護者に触ってほしくない場所など、こだわりがある場合もありますので、どこまでどのような支援を求めているのか、よく話し合って業務にあたることが大切です。

3.相談・助言
介護の受け手である利用者の相談に乗ることはもちろんですが、その利用者を支える家族の方が悩みを抱えているということも珍しくありません。

介護福祉士は、サポートする家族を含め、介護問題全般に関する相談に乗り、助言を行う立場にあります。

よって、食事準備ひとつとっても、介護食に関する知識、介護用スプーンやコップなどの補助具に関する知識、上手に食べてもらえる方法など、幅広い知識と経験、介護技術が求められる仕事です。

4.ソーシャルワーク・社会活動支援
介護を必要とする人たちは、移動に制限が生じやすいことから、どうしても社会に出る機会が減り、家の中にこもりがちで社会から孤立しやすくなってしまいます。

介護福祉士は、家族や近隣住民との人間関係を保てるよう支援をしたり、地域のサークル活動などの情報提供を行うことにより、介護を必要とする状態になっても、その人がその人らしく生きがいを持って生活できるよう社会とつなぐ役割も持っています。

待遇と給与

◆ 介護福祉士の責任

このように、役割が多岐にわたる介護福祉士ですが、その業務は決して楽なものではありません。

誰か1人を介護するということは、身体的にも体力が必要なことですし、要介護者のお世話をする中で感じる責任感やプレッシャーは大きいことがうかがい知れます。

特に、介護福祉士はホームヘルパーや無資格の介護職員やケアワーカーと呼ばれる人たちに比べ、業務のレベルは高くなります。

また介護福祉士を受験するためには、介護福祉士を養成する教育機関を卒業しているか、もしくは、介護現場での実務経験が3年間と実務者研修の修了が求められ、その試験の合格率はおよそ6割と言われています。資格の取得にも時間と労力が必要となります。

◆ 介護福祉士の対価

そのため、給与はホームヘルパーや無資格の介護職員と比べ、資格手当がつくケースが多いです。経験年数を積んでもなかなか給与面でのアップが期待できないことから、介護職を辞めてしまうケースが多いことが社会問題ともなっているため、介護福祉士の資格を取得することが問題解決の一歩にも繋がります。

また、介護福祉士の職場は、特別養護老人ホームや、病院などの施設が多いですが、このような入所勤務の場合は、夜勤を含めた交代勤務や土日出勤を求められる職場も多く、夜勤手当や休日出勤手当なども加算されます。

その他、在宅支援の事業所などで勤務する場合の多くは、正社員ではなく主婦で介護福祉士を取得されたパート職員が多く活躍している傾向があります。介護福祉士のパート時給は、1000円を超えて、1300円程度の求人もあるため、ライフスタイルが変わっても役に立つ資格と言えます。

◆ 更なるキャリアアップも狙える

特に家計の中心を担うことの多い男性は、さらなるキャリアアップを実現するために、介護福祉士からケアマネージャーの資格を取得するという人も多いです。

これは、給与アップとスキルアップを求める女性にも同じ傾向があります。

ケアマネージャーの受験資格に関しては、法定資格をもつ介護福祉士の場合、5年の実務経験があれば受験することが可能です。ケアマネージャー資格は難易度が介護福祉士よりも高く、合格率も総受験者の2割ほどと言われていますが、給与面ではぐっとアップしますし、長く介護職を選んで働く意思がある人にとっては魅力的な資格と言えそうです。


介護福祉士のニーズ

介護福祉士は現代の社会において、常に不足状態である貴重な介護の担い手であり、求人は引く手数多です。

このため、一般的には35歳を過ぎると転職が難しくなると言われていますが、こと介護福祉士に関してはそういった心配もなく、安定した生活が実現しやすい仕事と言えます。

ライフステージによって、ワーキングスタイルの変更を余儀なくされることが多い女性にとっても、心強い資格であると言えるのではないでしょうか?

◆ 受験までの流れ



介護福祉士の受験について平成27年度までは実務経験3年が必須となっていましたが、平成23年6月に成立した改正介護福祉法で平成28年以降は450時間の実務者研修受講が加わり、今後さらに介護のプロとしての専門性が求められるようになっています。

◆ スケジュール

介護福祉士試験の概要やスケジュールは、毎年、試験センター(公益財団法人社会福祉振興・試験センター)が発表しますので、今年度の受験を考えている場合は春以降、常にHPなどをチェックしておく必要があります。

例年で言うと1月第4週目の日曜日に試験が実施され、その願書については例年8月からの受付となります。

願書(受験の手引き)は試験センターに請求すると自宅に配送で届きます。

就業先の事業所に実務経験証明書を記入してもらい、締切までに必要書類と合わせて返送します。


ちなみに、転職前の期間も実務経験に含める場合は、過去の就業先にも実務経験を記入してもらう必要がありますので、あらかじめ依頼しておくとスムーズでしょう。

仕事と受験勉強で忙しい中「つい期限を過ぎてしまった」「なかなか依頼した実務経験証明書が返ってこない」などないよう、早めの準備を心がけましょう。

※ こちらは、あくまでも例年の概要・スケジュールになります。

介護福祉士の受験勉強について

ここでは当社が運営する「福祉の教室ほっと倶楽部」で実施されている介護福祉士受験対策講座を例にとり、どのような勉強をしていけばよいのかを見ていきましょう。

POINT.1 人間と社会/医療的ケア
ここでは、人間の尊厳と自立についてや、コミュニケーションにおける人間関係の繋がり、また社会の理解について学びます。加えて、介護職員も実施することができるようになった医療的ケアについても理解を深めていきます。

POINT.2 こころとからだのしくみ
介護技術の根拠となるこころとからだの構造の知識を習得していきます。発達と老化についてや認知症の理解も重要なポイントとなります。

POINT.3 介護
POINT1・2を踏まえ、介護の基本やコミュニケーションの技術、介護過程や生活支援の技術を学びます。

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このように、介護福祉士は介護のプロとしてニーズが非常に高いです。また、自身の知識や技術を認められるため、介護の業界で働くうえで最もキャリアアップに有利な資格となります。

かいご畑ではこの介護福祉士受験対策講座を0円で受講できるキャリアアップ応援制度をご用意しています。

是非、ご活用ください。