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介護の資格情報

2015年09月14日

デイサービス

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デイサービスとは

デイサービス(通所介護)とは、要介護認定を受けた利用者がデイサービス事業所に通所し、食事や入浴、レクリエーションなど必要なサポートを受けることで、可能な限り住み慣れた自宅で自立した日常生活を送ることができることを目的としたサービスです。

このデイサービスは、要支援認定の人から利用することができる上、要介護認定を受けている方にとっても心身機能の維持や、人との出会い・社会とのつながりを持つことによる孤立感の解消や防止、要介護者をサポートする家族の介護における負担軽減など、住み慣れた自宅からの通所でありながら多様なサービスを受けることができる点で利用者数が多く、利用者本人や家族からも人気があります。
よって、デイサービスで働く職員には家族に代わり、

・自宅の中にいては実現することが難しい人とのつながりや楽しみの時間の提供
・単身では困難であり、家族が介助する上では大きな負担になる食事や入浴
・心身機能の維持や回復

について時間内に可能なサービスを実施し、利用者本人と家族の日常生活をサポートすることが求められています。

このようなサービスを提供するにあたり、センター職員は、ケアマネージャーや介護福祉士、社会福祉士、看護師やホームヘルパーなどに加えて、無資格の介護職員を非正規で数名雇用している事業所も多いようです。

デイサービスの提供時間

一般的に、デイサービスの提供時間は、朝9時から夕方4時頃までです。朝夕には、バスや福祉車両にてセンター職員が自宅まで送迎を行い、利用者やその家族が通所することに関する負担を負わなくても済むようケアします。
よって、就業開始時間は8時半頃からが多く、就業時刻は17時~18時頃です。
早出、遅出と時間を若干ずらしながら勤務を組んでいる事業所もありますし、正規職員が不足する時間帯、入浴など介助する側の人員が不足する時間帯だけパート職員で補てんしている事業所も多くあり、たいていの事業所でホームヘルパーなどの資格を所持したパート職員が短時間勤務でカバーしています。

利用者が施設に到着すると食事や入浴、機能訓練など日常生活支援や生活機能向上に向けたサービスを提供することになりますが、このサービスの詳細は事業所によってまちまちです。
例えば、食事内容は、利用者一人一人に合わせた内容・形状で提供されるセンターもあれば、旬の食材や無農薬などのこだわり食材を取り入れていたり、一般的な病院食のようなものであったり。この食事は比較的介護度の高い利用者層であれば形状などに工夫があることが一般的ですし、そういった事業所では業務として食事介助が必要な場合が多く、全体的に利用者の介護度が低い事業所であれば、見守りが主になることが多いようです。

また、入浴サービスにおいても、銭湯のような大きい浴室があり、女性の時間と男性の時間に分れて、複数単位で入浴介助を行うところもあれば、1人ずつ順番に入浴介助を行うところもあり、こちらも事業所や浴室の規模、人員配置などによって職員一人一人にかかる介助料量に差がある点です。

さらに、利用者同士の交流が図れる場(社交場)としての利用のみならず、施設職員から提供されるレクリエーションも利用者にとっての楽しみの一つと言えます。
このレクリエーションには、楽しみや趣味の提供というだけでなく、レクリエーションを通じた交流の促進や、頭や手先を使うことによる機能訓練という側面もあり、各事業所で利用者層に応じて、趣向を凝らして提供されているサービスであり、センターの特色が出るポイントですので、職員の力量が問われる点でもあります。
例えば、書道や俳句づくり、歌唱などをグループで行うところもあれば、囲碁・将棋やトランプなど、利用者同士で声を掛け合いながらサロン形式でサービスを提供しているところもありますし、心身機能の維持に力を入れているところでは、運動機器を導入し、スポーツジムのようなリハビリ的要素の強いサービスを提供する事業所もあります。
このような、同じ“デイサービス”を利用するにあたっても、事業所によって利用者層が違っていたり、サービスの提供方法や内容に違いがある点がデイサービスの魅力でもあり、職員一人一人に求められる技術や知識、対応力や業務における介護量に違いなどが現れやすいポイントでもあります。

他の介護サービスと違う点

デイサービスが、その他介護サービスと違っている点と言えば、やはり通所介護である点が挙げられるでしょう。
特別養護老人ホームや、老人保健福祉施設、病院などの医療機関では、入所サービスであり、入所が必要な方というのは介護度が高いことがうかがい知れます。
また、ホームヘルプサービスなど自宅に訪問してサービスを実施する形のものは、利用者によって介護度にも幅があり、個々の生活状況、身体状況に応じて1対1でサービスが提供されます。
それらに対して、デイサービスというのは、送迎などの介助があれば外出することが可能であり、センター利用時間内に入浴など一部サポートを受け済ませてしまえば、家族のサポートなどを受けている人も含め、今まで通りに自宅での生活が継続可能な方に対するサービスです。
しかし、時間内すべてマンツーマンでサービスを提供するものとは異なるという点が、集団の力動を用いて提供できるサービスの醍醐味でもあり、利用者の負担にならないよう十分な配慮を行わなければいけない難しさでもあります。

デイサービス利用者一人一人に、きめ細やかな心配りと適切な介助を実施しなければいけないという点で、心身ともに負担の大きい介護の仕事ではありますが、一般的にはデイサービス事業所における給与はあまり高いとは言えません。
勤務時間が日中ということもあり、夜勤や休日などの各種手当が加算されない点も給与の低さに繋がっている点と言えそうです。
看護師や社会福祉士などの資格職で月給が20万前後、ホームヘルパーでは月給14~15万の事業所も多く、非正規のパート職員の時給は800~1000円程度と低めです。

ただ、地域で生活する高齢者を支えるという視点に立つと、非常に意義とやりがいのある職場と言えます。これらの職場はそういった使命感をもつ人々に支えられているのかもしれません。