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介護の資格情報

2015年09月14日

ケアマネージャー

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ケアマネージャーとは?

平成9年に日本で初めてスタートした介護保険制度。
この介護保険制度とは、高齢化社会を迎えた日本において、介護を必要とする人たちが最適なケアを受けることができるよう、福祉サービスの充実を実現するために誕生した比較的新しい制度です。
そして、この介護保険を利用して介護サービスを受けようとすると、市区町村から介護が必要な状態にあるかどうかという調査と認定を受ける必要があります。
そして、介護認定を受けた後にサービスを利用するためには、どのようなサービスをどのくらいの時間と配分で受けることが適切であるか、という利用計画を作成しなければなりません。
これを要介護認定とケアプランの作成と言いますが、これらの業務の中核を担っているのがケアマネージャーという職業です。
ケアマネージャーとは、正式名称を「介護支援専門員」という公的資格を所持する介護に関する専門職を指します。
その業務や就業先は多岐にわたり、業務として担当している内容も就業先などによって幅があるのも実際です。
しかし、基本的には高齢者をはじめ、介護を必要としている人、その家族など要介護者をサポートする人たちの相談に乗り、必要なケアを受けることができるようにコーディネートやマネジメントすることがケアマネージャー主な役割であることに違いはありません。

<就業先>
・居宅介護支援事業所
・在宅介護支援センター
・特別養護老人ホーム
・介護老人保健施設
・介護療養型医療施設
・社会福祉協議会
・行政機関など

業務内容

①介護相談
まずは、介護を必要とする本人やその家族から連絡があった場合、どのような点で困っているのか、どのようなサービスを必要としているのか等の聞き取りを行うところから始めます。相談は、当事者がすでに利用している医療機関などや地域包括支援センターなどを経て依頼がある場合も多くあり、適切なサービスを提供するためには、当事者や家族からだけでなく、すでに利用開始しているサービスなども把握した上で、各関係機関とも連絡をとり情報を共有しながら進めていくことが大切です。

②要介護認定の書類作成
初めて介護保険におけるサービスを受けようとする場合や、すでにサービスを受けているものの、要介護者の状態に変化がありサービス内容の見直しを希望する場合などには、要介護認定の手続きが必要になります。
要介護認定の書類は細かく、記入するには専門的な知識が求められるため、当事者や家族に代わり、依頼を受けたケアマネージャーが代行して聞き取りを行い、書類を作成して手続きを行います。

③ケアプランの作成とモニタリング
介護の方法や利用できる施設などには様々な方法があります。
要介護認定を受けた後は、実際にどのような介護サービスを利用する“ケアプラン”という利用にあたってのタイムスケジュールのようなものを作成する必要があり、逆に言うと、要介護認定を受けたからと言って、このケアプラン作成なしにはサービスを利用開始できないことになっています。
このケアプラン作成こそ、ケアマネージャーの専門性や知識、経験が最も必要とされる業務と言っても過言ではありません。
ケアプランは、要介護者や家族などサービスを利用する人たちの要望をよく聞き、わかりやすい言葉で相互に納得できるもの、利用者の意思が尊重されているもの作成することが大切です。
また、定期的にサービスが滞りなく実施されているか、実際に利用してみて気になる点や不足な点などはないか、利用者をとりまく環境や健康状態に変化はないか、等を訪問して確認(モニタリング)し、必要に応じてケアプランの見直しなどを行います。

ケアマネージャーの資格取得

このように、ケアマネージャーの仕事は幅広く、専門的な知識を十分に蓄えていないとできない業務が多いことがわかります。
実際に、ケアマネージャーの資格取得のためには、介護現場での豊富な実務経験と専門的な知識が不可欠であり、受験資格も下記の通り厳しいものとなっています。

・保健医療系、福祉系の国家資格所持者であり、実務経験が5年以上ある人
・老人福祉施設や在宅介護サービス業などの実務経験が5~10年以上ある人

まず、受験する時点で、このような厳しい条件があり、その上、筆記試験では介護福祉サービスや保健医療福祉サービスなど、幅広い知識がなければ答えることができない難易度の高い問題ばかりですので、実務経験と知識の双方で高い専門性を所持していなければ取得できない資格であることがわかると思います。
実際に、これらの受験資格を満たしている人が受験をしているにも関わらず、合格率は2割を下回る難易度の高い資格です。
そのため、ケアマネージャーにおいては、資格手当なども10000円~と、十分につく職場も多く、基本給もその他、介護福祉士やホームヘルパー資格などと比較すると高めの設定になっています。
ケアマネージャーの平均年収は、一部調査によれば370万前後と好待遇であることがわかります。例えば、介護福祉士の平均年収は、250~300万程度であることから考えても、その専門性が現場において必要不可欠であり、高く評価されていることがわかります。
また、非正規雇用であっても時給1300~1500円程度が相場であるため、資格所持していれば、子育て中や、親の介護などライフスタイルが変化する時期にも就業先が見つかりやすく、給与もある程度保障される頼りになる資格と言えそうです。