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2015年08月25日

高齢者の便秘について

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高齢者の便秘について

「便秘」と一言で言っても、便秘には種類や原因は様々で、食習慣や生活リズムの変化によって異なり、それらを大きく分類していくと3つに分けることが出来ます。まず、「弛緩性便秘」は大腸の運動が低下したことが原因であり、腸管の緊張が緩み、蠕動運動が十分に行われない状態で大腸内に便が長くとどまり、体内の水分が過剰に吸収されて硬くなってしまうものです。この種類は非常に頻度が高く、特に女性や高齢者はこの弛緩性便秘タイプの方が多くを占めています。自覚症状としては、「やけにお腹が張るな」「最近肩こりや肌荒れもひどいし、イライラする」というものが挙げられます。この弛緩性便秘は、運動不足や水分不足、極端なダイエットなどが誘因になるとされています。次に、「痙攣性便秘」という大腸の過緊張によって起こり、副交感神経の過度の興奮によって腸管が緊張しすぎ、便が潤滑に排泄器官に運ばれず、小さな塊となってしか排泄できなくなってしまいます。このタイプの便秘は食後に下腹部痛の症状を訴えることが多く、いざ排泄をしようとすると便秘と下痢の状態を交互に繰り返すことが特徴の1つとして挙げられます。主な原因としては、精神的ストレスが有名ですが、近年では過敏性大腸症候群という、精神的ストレスが過度にかかると強烈な腹痛が起きてしまう疾患も誘因になっているようです。そして最後に、「直腸性便秘」という、直腸で便が停滞してしまっても排便反射が起こらずに、そのまま停滞し続けてしまっている状態のことです。これは、高齢者や寝たきりの方に多く、さらには、このタイプの便秘に悩む方は、合併症として痔を併発していることも多く、その恥ずかしさなどで排便を我慢して悪化を招いてしまう悪循環を起こしやすくなっています。

高齢者における便秘の原因

若年者女性が多く悩む便秘と、高齢者の方々が悩む便秘の発生機序は少し異なっています。まず、高齢者は加齢に伴って身体の生理機能が低下してきてしまいます。排便を行う排便反射も起きにくく、便意を催しても腹部の筋肉が弱ってきてしまい、上手く排便を行うことが出来ずに便秘となってしまう方が多くいらっしゃいます。また、機能低下という面に関しては消化機能低下も起因します。多くの高齢者の方が以前に比べて運動量が減少してしまうために、食事量自体が減少してしまい、便意を催す排便反射を起こす頻度が低くなってきてしまいます。そうなってしまうと、停滞期間が長くなってしまい、水分が体内にどんどん吸収されて、便が固くなり、便秘が慢性化してしまいます。さらに、高齢者の便秘の原因で最も多い原因は、服用する薬にあります。高齢者に多い疾患として、うつ病や身体部位の痛みなど挙げられますが、その対症薬物として抗生物質や抗うつ薬が処方されますが、抗酸化マグネシウムや制酸作用を持薬を服用してしまうと、便を排泄しづらくなってしまうため、便秘に悩む高齢者は服用する薬の副作用にも注意を払って改善していく必要があるといえるでしょう。

便秘解消方法

便秘の解消法は、体内面からももちろん解消できますが、便秘を起こしにくい身体をつくるためには、日々の習慣や心がけが重要になってきます。そこで、便秘解消法をいくつかご紹介したいと思います。 加齢に伴って寝ていることが多くなり、座位を自力でとれない方も増えてしまいますが、排便反射は座位姿勢を取ることで促進されやすくなるため、椅子の背もたれ等を用いて出来るだけ座位状態を保ちましょう。また、その際に、鼻から空気を吸い込み、お腹を膨らませて、口から息を吐き出す腹式呼吸を行うと、腹部の筋肉である横隔膜の上下を促して、大腸の働きを活発化することが出来ます。また、ベッドから起き上がれない方も出来るだけ体幹を捩じることを心掛けると、大腸に刺激を与えることができ、便秘の解消につなげることができるでしょう。