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2015年07月21日

異業種からの転職は可能ですか?

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異業種からの転職は可能ですか?

現在は会社員として働かれている方でも、自身の両親の介護経験から介護業界に興味を持ち、「介護職に就きたい」と転職を考える方も多くいらっしゃいます。そのような方々が介護業界に転職するにあたって不安に思うことなどをご紹介して、その質問にお答えしていきたいと思います。

Q:「現在26歳の会社員ですが、介護業界への転職を考えています。学生時代に運動をしていたわけでもないですし、体力に自信があるわけではないのですが大丈夫でしょうか?」

A:問題ありません。

確かに介護士は体力を使う職業であり、利用者さんの体型によっては筋力が無いと対応が難しい場合も多くあります。しかし、介護は基本的に筋力で仕事をすると自身の身体を壊してしまうため、コツを習得していくことが重要となっています。そのため、職場の先輩方が度々のように介護しているのかをきちんと見て、見ただけでは分からない時はどうしたら力を使わずに介護出来るのかアドバイスを求めながらすすめていけば、体力に自信のない人でも立派に就けると思います。また、介護職と一言で言っても、介護士の他にもケアワーカーやケアマネージャーなどの事務仕事を担う職種もあります。もし、体力面で自信が持てないようでしたら、そちらの職種も視野に入れてみると良いのではないでしょうか。

Q:「56歳の専業主婦です。両親の介護をきっかけに介護職に興味を持ちました。この年齢から受け入れてくれる施設はあるのでしょうか?」

A:大丈夫です!

介護業界は働く人達の年齢層が比較的幅広くなっており、専業主婦だった方が両親の介護をきっかけに介護士を始めるという方も多くいらっしゃいます。もちろん、新しい知識や技術を習得するスピードは若い人たちと比較するとゆっくりになってしまうかもしれませんが、利用者さんの役に立ちたいという想いがあるならば、一つ一つしっかりとその利用者さんのことを考えながら仕事をしていけば、きっと素敵な介護士になれるはずです。
昨今の不景気や就職氷河期によって、就職難の若者やリストラされてしまった会社員の転職で仕事が見つからない人達がハローワークに出向くと、離職者救済の一環でヘルパー2級・介護職員初任者研修の無料講習会が受講できる仕組みを取っている事業所が多々あります。先ほども少しお話ししましたが、介護業界は比較的働く人達の年齢層が幅広い業界となっていますが、40代で新しく就職面接に来る人材に対しては「体力的」「ヤル気」「熱意」「謙虚さ」における点を、面接者は非常に重要視するポイントとなってきています。実際に働き始める現場には、指導を担当する先輩職員は、自分の息子や娘と同年代の20代が大半であるため、その年代の人達から指導を受けたとしても謙虚に受けとめなければならないからです。異業種からの転職をした場合、未経験から業務・技術を習得していく過程の段階であり、多くの人が3~6ヶ月目に「馴染めない」「介護に向いて無い」「退職したい」などと考えてしまう時期になります。

また、この業界は「早番」「日勤」「遅番」「夜勤」の4変則勤務になっている施設がほとんどで、大体「夜勤をやってようやく一人前!」という考え方もあり、それは利用者様の様子が日中だけでは解らない面が多々あるため、「日中の顔」「夜間の顔」の2面性を目の当たりにした時に上手に対処できなくてはならないからです。また、介護現場は生と死の領域に立ち会うことが多く、親しくしていた利用者さんとのお別れというものも経験しなくてはなりません。しかし、働く中で、自分の人生や今後の生き方についてきちんと考えるきっかけも多くありますし、普通の会社で働いていただけでは得にくい経験もたくさんすることのできる魅力がある業界だといえるでしょう。