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Vol.44

田部 朋子さん

「人が好き」という気持ちがあれば、介護職向きです。

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【プロフィール】


前職は、介護付き有料老人ホームで正社員の調理師として8年ほど勤務。介護職に興味を抱いていたものの、すぐには転職に踏み切れずにいたが、勤務先の事業撤退により介護職への転職を志望。当時の職場に勤めていた介護士の勧めでニッソーネットへ登録。登録後はグループホームで派遣社員として働き、2人の子育てと家事、仕事を両立している。

「介護職って楽しそう…」眺めているだけの自分にジレンマ

介護職へ転職する前は、介護付き有料老人ホームで食事を提供する調理師として働いていました。対面式キッチンなので利用者様の様子を見ることができ、介護職の方の仕事ぶりを身近に感じていました。また、義母の介護について職場の方々に相談しており、いろいろと話を聞いているうちに介護職への興味は大きくなっていきました。

しかし、当時の私は正社員として責任ある立場でしたので、すぐに転職することはできませんでした。老人ホームで利用者様と介護職の方が接している様子を見ては、「あっち側は楽しそう、自分もやってみたいな…」とうらやましい気持ちに。すぐそこに介護の現場があるのに、自分は眺めているだけという歯がゆさを感じていましたが、ある日突然転機はやってきたのです。

それは、勤務先が老人ホームから事業を撤退するという知らせでした。「このタイミングを逃したら次はない」と、介護職への転職を決意。その時に、職場の介護士から紹介されたのがニッソーネットでした。

わからないことはグイグイ質問し、吸収していくスタイル

ニッソーネットでの面談は、コーディネーターの話がとても面白く、ワイワイ話しているうちに未経験とか無資格という不安が軽くなっていきました。介護の仕事内容や施設についてもわかりやすく説明してくれたので、具体的な仕事のイメージも掴めたのがよかったです。

面談と施設見学を経てグループホームでの就業が決まり、いよいよ介護職としての新生活がはじまりました。前職で利用者様の近くにはいたものの、実際に介護するのは初めて。右も左もわからない状態でしたが、「とにかく何でも吸収しよう!」と先輩を掴まえてはグイグイ質問していました。

もし正社員からのスタートだったら、私の性格上「正社員なのだから知っていて当然」と考え、あまり質問できなかったかもしれません。派遣社員からのスタートということで、いい意味で肩のチカラが抜け、先輩方に積極的に質問することができました。いろんな方の介助方法を聞き、次第に技術を身につけていきました。

実務者研修の講座では、久々の学生気分を満喫

面談の際に、ニッソーネットでは働きながら実務者研修の資格が無料で取得できる「キャリアアップ制度」があると聞き、就業後にさっそく受講を申し込みました。スクーリングが始まると実習を通じて受講者同士が仲良くなり、徐々に通学が楽しみになっていきました。受講後に娘と待ち合わせて出かけるなど、いい気分転換にもなりましたね。

講座で印象深かったのは、講師の方のお話です。特に“利用者の尊厳”や“その人のための介護”という教えは、私の介護道の礎となっています。技術面では、利用者様への声のかけ方がとても参考になりました。無事に実務者研修の資格を取得することができましたので、今度は現場での必要度が高い喀痰吸引研修に興味を持っています。

働き方を変えて増えた「家族との時間」

派遣社員として介護の仕事を始めるようになり、家族との関わり方も大きく変わりました。前職は、土日やお正月などの出勤は当たり前、パートの方の休みを埋めるために自分の希望休はほとんど取れませんでした。現在では、ほぼ希望休が取れていますし、今年は久々に家族揃ってお正月を迎えることができました。何年かぶりにのんびりしたお正月を家族で過ごすことができ、本当にうれしかったですね。

また、子供たちの学校行事にも参加しやすくなり、一緒に出掛ける機会も増えました。仕事内容だけではなく、プライベートの面でも転職してよかったなと実感しています。

人が好き、その気持ちがあればOK!

利用者様と接していると毎日が新しい発見の連続で、介護の世界は本当に奥深いなと実感しています。まだまだスキルアップが必要ですが、利用者様への尊厳を忘れることなく現場での経験を積み、将来的には介護福祉士を取得したいです。

介護の仕事を通じて実感するのは、私は「人が好き」ということ。気持ちさえあれば、知識や技術は後からついてきます。私も数年前には「自分にできるだろうか」と不安に感じていましたが、実際にやってみるとなんとかなるものです。人と話すのが好きな方であれば、すでに介護職への適性があると思いますよ。


【インタビュアー稲本からの一言】
コーディネーターとのテンポよい会話が楽しいと語る田部さん。二人の信頼関係は厚く、「何かあったら相談している」とのこと。未経験からのスタートでは不安に感じることも多いかと思いますが、そういう時に頼れるのがコーディネーターの存在。みなさんもひとりでため込まず、なんでも相談してくださいね!